我々が行っているボウリングはテンピンズと言います。 ボウリングと一口にいっても、大別するとピンを倒す種類。目標に近づける種類、その外と大きく3つに別けられる。 ピンを倒す種類に、[ テンピンボウリング・テンピン=米国 ]、[ キャンドルピン=北米 ]、[ ダックピン=フィリピン ]、[ ラバーダック=フィリピン ]があります。


同じテンピンズでもルールが違う。 我々のボウリングつまりテンピンは1フレーム2回投球が認められる。倒れたピンはピンデッキから払われる。しかし、キャンドルやダックは1フレーム3回投球できるのです。しかも倒したピンを利用して2投目、3投目を投げるのです。いってみればそれだけ難しいのですな。わたくしの体験から言えばキャンドルで170アベレージがテンピンで200アベレージに相当する。


ナインピンの種類では、[ スキットルズ=イギリス ]、[ クラシック"アサファルト"=ヨーロッパ ]、[ ボーレ=ドイツ ]、[ シェーレ=ドイツ ]があります。 ナインピンズは、持ち玉50球、50球で何本倒せるかを争います。男子50球を1ゲームとして、5ゲーム投げて1試合。しかも20分という時間制約の中で投げる。女子は3ゲームで1試合。かなり過酷なゲームです。昔ベルギーのブラッセルで体験しました。ボウラーはランニングシャツに半ズボン。ビールの入った陶器のジョッキをあおりながら、汗をだくだく流しながら投げていました。


その他には、[ ファイブピンボウリング=カナダ ]、[ フォーコーナーズ=イギリス ] などがあるのであります。フォーコーナーズは現在行われていないようです。 目標に近づける種類として、[ ローンボウリング=イギリス ]、[ ブール"ペタンク"=フランス ]、[ ボッチ=イタリア ]、[ カーリング=カナダ ] その他として、[ フォース・シュー・ピッチング=USA ]、[ アラマイカ=ハワイ ]


まだまだいろいろなボウリングがあるんですネー。われわれのテンピンは無数にあるボウリングの種類のなかのたったひとつの種類でしかないのです。しかし、世界の態勢はテンピン、FIQ[国際柱技者連盟]にサンクションしているテンピン国は98ヶ国に昇ります。暇とお金があば世界中を旅しながら、世界中のいろいろなボウリングを調べてまわりたい。それが、わたくしの夢・・・・ ヒマはあっても金がない。どなたかご奇特なお方はいらっしゃらないでしょうか?


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すみ光保

すみ光保(すみみつやす)

■1935年東京都生まれ。株式会社スミ代表取締役。1967年にライセンスNo.4第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。
主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、VJボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。

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